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それから眠い!
垂れ幕の締切り明後日です。でも明日終わると思う。たぶん、きっと。
残る問題はダンスです。緊張して失敗しそうだな本番!
緊張すると頭真っ白になるよね。うん、心配だ…orz
まぁ最後まで頑張りますよー!

今日はオーヴァードクロックで半端にしてた二見攻略やってました。
や、二見、どうしようすごい、好みだ…!
二見ルートは私の好物です。こう、人間人間した感じ。葛藤とかそういうのがすごい好き。
他のキャラのも同じ感じだけど、二見のは心にキました。授業中泣きかけた(待て さっきなんかやりながら泣いてた、重症。
関涼子さんのシナリオは恋愛模様とかが人間らしくて好きなんですよー!
BLって案外さっぱりしてる感じというか、普通に素で男好きになったりしてありえないだろって感じがするんですが、私的には同性ということに対する葛藤とかそういう描写が好きなわけです。
あと、素でホモな主人公とかね、ユキムラさんの作品が好きな理由はそこだったりする。
うわーすごくどうでもいい話だわwww
ネタがこれ以外ないので、今進めてるとこまでで一番好きだった台詞周辺!

「……自分勝手なのが愛だの恋だのの証拠だっていうなら、好きなんだと思うけどね。
キスしてみたらどうなんだとか、めちゃくちゃに泣いた顔みたいとか……
だけど俺以外が泣かせたら腹立つとか、そういう感じの」
顔を上げた二見が、今まで見たこともないくらい真剣な顔をしてた。
「俺は、ホントは優しくしたい。
死ぬほど可愛がって、甘やかして、いつだって笑って大丈夫だって言ってあげたい。
全部許してあげられないなら恋愛なんてしたくないんだよ、俺は。
なのに、森乃岡が泣かされてると許せなかったりする自分がすごい嫌なの。
誰かにいいようにされてるかと思うと、うっかり森乃岡のことまで許せなくなりそーで……
そんなのがもし恋や愛なら俺はいらない。
ただ何にも考えずに優しくしてあげられるくらいがちょうどいい。
重いのもしんどいのもキライ。大体こんな、ひとりで盛り上がってンのも寂しいっしょ。
だからね、一年位前まで脳みそ戻そうと思ったんだけど…」
ふいと、言葉が途切れさせてから二見が困ったように笑った。

ちなみにMy主人公は森乃岡葉瑠(もりのおかはる)っていいます。
こないだ作ったオリジナルの女子の名前。葉瑠ってのは名前辞典からすごい引いてたのを今でも鮮明に思い出せる。
二見と槌谷は本気でかっこいいと思う今日このごろ。どうして現実にいないんだちくしょおおおおお!!
そんな感じ。クリアは…もう眠いから明日!

追記はセーブする場所がないので台詞のみ避難。↑の全文。
セーブポイントが3つとかなめとんのかー!
あとギャラリー作ってほしい。セーブポイント少ないんだからギャラリーぐらいさぁ…困っちゃうわね!(何




すっかり辺りが暗くなっている。
どこをどう歩いたのか、さっぱり記憶がない。

(……帰らなきゃ)
帰って飯食って寝て起きて――学校に。
思わず、歩く足を止めた。
ため息が漏れた。
何が起きるかわからない学舎。憂鬱な教室の空気。
どれもこれも、そんなふうに感じているのは自分だけ。
周りは当たり前の顔をしていつもと同じ顔をして回っている。
自分だけがおかしな場所にはまって抜け出せずにいる。
(だとしたら俺なんて……いてもいなくても一緒じゃないか)
登校拒否なんて単語にするとものすごく陳腐でいっそ笑えるけど、何だか疲れてしまった。
どうして普通の人が難なく越えていけるハードルを、気づきもしない些細な事象を……
俺は越えられずにいちいち躓くんだろう。
俯き加減で歩いていたら、知らないうちに雨が降っていた。
傘なんて持っていなかったからそのまま歩いた。
踏切を渡って公園を突っ切って、そしたら家まであと少し。
(帰ったら服脱いで、風呂入って……それで)
帰って飯食って寝て起きて――学校。
また、足が止まった。
さっきからこんな調子だからいつまで経っても家までたどり着けないのは分かっている。
分かっていてもどうにもならない。いろんなことがうまくいかない。
どうしたらうまく歩けるだろう。止まらず、躓かないで真っ直ぐに。
誰かが隣で手を引いてくれたら、転ばずに済むんだろうか。
そう思ったあたりで、ふいに、雨が止んだ。
「……森乃岡」
俺の頭の上だけ。
「これ、……なんだろう。どうして」
傘があったらいいな、とは、たぶん、少しも思わなかった。
俺の腹の奥底を見透かすように、面白いほど忠実に何かがひんまがっている。

「なんで森乃岡がいるのかなあ……俺の横に」
違う。二見の横に俺がいるんじゃない。
俺の横に二見がいる。
取り返しのつかないことを知ってしまった気がした。とても怖いことを。

「濡れてる。風邪引くよ」
聞きたくない。
「これ持ちなさいって、傘。……いいから」
振り払いたくなる。
だってこんなタイミングで現われて傘を差し出すなんて……あんまりにもできすぎている。
動けずにいると、ふいに苦笑めいた声がした。

「こっち見なくていいから。じゃあね」
そう言って駆け出す、足音。
強く繰り返す踏切のけたたましい響き。点滅する赤。
ようやく顔をあげたとき――

「ふた……」
目の前を電車が通り過ぎた。
道が塞がれる。
ごうごうと100キロを増す速度で、暴力的な勢いで、鉄の塊が目の前を塞ぐ。
右からきた轟音はやがて左からもやってきて、いつまでも途切れない。
ごうごうと。

「なんで」
思わず呟いた。
どうして。俺が駆け出したいときに、どうして目の前を塞いだりして――どうして。
邪魔だ。

「どけよ」
ものすごく頭に来た。
消えたらいい。なくなってしまったらいい、あんなもの。

(――消えてしまえ)
本気で念じた。
ぐしゃりとひしゃげて空気の隙間にねじ込まれる車体をはっきりと想像した。
あんまり酷いことを考えたから思わず手が大きく震えて、傘を取り落とした。青い色の。
それから落ちて転がっていく先、追いかけようとした踏切の向こう――
電車はいなかった。
もう俺も、ビックリはしなかった。
それよりも……そのもっと先にずぶぬれになった人影があって、ビックリした。
(とっくに踏切、渡ったはずなのに……どうして)
目の前に水が多すぎて見えない。だけど驚いた顔をして、駆けてくるのがわかった。
走り出したいのは俺だったはずなのに。

「……今、なんか……いや、俺の頭がおかしいだけかもしんないんだけど……ごめん。
森乃岡は大丈夫?」

貼り付いた前髪をかき上げてくれる指が優しかった。
こんなのはダメだ。
だって、思ったことが本当になりすぎている。

「二見」

「なに」
「ごめん」
「何が」
「こんなのダメなのわかってるけど、今だけおまえのこと好きにしたい
たぶん命令したらホントになるのわかってて、おまえが全然抵抗できないのが分かっててもそうしたい」
言葉に考える速度が全然追いついていなかった。
わずかに遅れて落ちてくる言葉を聞いたら、本当に何だかおかしかった。

「……いいよ」
けれど二見が笑ってそう言ったので、全部、いいことにした。
「俺のこと見ろよ」

「見てる」
「声も」
「聞いてる。……どした?」
思わず背骨が震えたせいで覗き込まれた。
「……寒い」
雨脚が思ったより強くて、もう頭からつま先まですっかりずぶ濡れだった。
「じゃあ、あったまろうか」
抱き寄せられたから、俺もそろそろと抱きかえした。
雨が、どんどん強くなってくる。熱を奪われる。
お互いの奥の奥にあるか細い熱だけが相手を確認できる唯一の手だてなのに……
体が端から冷えていく。
だから、どちらからともなくしがみつくみたいな格好になった。

「怖い」

「俺も」
「どうして」
「そりゃあ、アナタが俺の腕の中に収まってるなんてありえないからじゃない?」
二見の答えは、俺の角度と少し違っていた。
「……おまえは俺に命令されて抵抗できないんだからしょうがないんだ。
俺が命令したら絶対に逆らえなくて、俺が望んだら全部ホントになる」

「じゃ、もっと命令して」
「バカ」
「そう?けど俺だけにくれるんなら命令でも調教でも何でもいいよ。
言うこと聞くし、何でも許してあげる」

とんでもないことを言われた。
「……そんなのは俺は嫌だ」

「いいじゃない。してよ、命令。俺、もうフェミニストやめにするし」
「なんで」
「俺、女の子に生まれたかったなあって気づいたので」
「なん……」
なんで、と言い終わる前に唇を塞がれた。
唇と唇が触れているだけ。
ゆるゆると唇が唇の上を行き来するだけ。

(暖かい……)
合わさった部分はぬるい。なのに、何だか足の裏が刺すように熱い。
体は相変わらず表面の方がずいぶん寒くて、暖かいとほっとして……
だからあんまり間違っているような気がしなかった。
「女の子だったら全部丸ごと森乃岡のものになれたのに」
唇を僅かに震わせながら、二見がそんなことを言った。
息が熱っぽくて、口許や頬が暖かい息でじんわりくすぐられる。

「同じ男でなかったら、心も体も全部森乃岡にあげて、そしたら隙間なく森乃岡を俺のものにできたのに。
俺、男だからうまくいかなくてすごい嫌だな」

「……それ、性別に依存するものなのか」
「するんじゃないかなあ」
お互い息が上がっているのに、唇のあたり、どこかが必ず重なったまま途切れ途切れに囁き続けてた。
唇を離した方が話しやすいよな、と心の中で思いはするのだけど、止めるきっかけが見あたらない。
暖かすぎて。

「征服欲って、やっぱ男だからじゃない?」
「俺のこと征服してどうすんだよ」
「うわ、直球。
……ホントに難しいこと簡単に聞くよなあ、森乃岡は」

笑って俺の名前を呼ぶ二見の顔が、妙に懐かしい。
「告白してハッピーエンド、じゃダメ?」
その後に降ってきた口づけは少し、深かった。
角度を変えて何度も食らいつかれて、いったいどんな味がするんだろうと頭の隅でぼんやりと思う。

「……ん、ぅん」
「やばい……何コレ。俺、こんなことしたかったのか」
呆然とした声音で、変な譫言(たわごと)が聞こえた。
「男ってなんでこうえげつない生き物なんだかなー。やだね。
やっぱり女の子の方がいいよ」

「っ……じゃ、なんで……こんなこと」
「それは俺が聞きたい」
あんまり愕然とした声だったからビックリした。
「だって、なんでたかがクラスの男なんかがこんなに気になるの。
変でしょーが。
クラスに女の子半分いるんだよ?だいたい人類って半分女の子なんだよ。
どうして男なわけよ。
ハッピーエンドって何だよ。告白してどうなるんだよ。――どうにもならないでしょうが!」

吐き捨てるように言ってから、二見が俺の肩口に顔を埋めた。
また、言ってはいけないことを言ったのかもしれなかった。

「……ごめん」

「アナタね、適当に謝らないの」
「適当じゃない。二見がしんどい顔するときは、俺が変なことを言ったときばっかりだ」
「……ああもう、違う、そうじゃないんだってば。
今ね、世界で最も俺が俺のことキライなだけです」

「少なくとも半分ぐらいは俺のせい、みたいに聞こえたけど違うのか」
「ああ、ごめんね。まあ確かにそうかもしれないけど」
二見を押しのけるようにして、少しだけ体を離して見上げた。
「じゃあ俺にも謝らせろよ」
「それ……命令?」
「……そうだよ」
言い切っておかないとまた目を逸らされそうだったから怖くて即答した。
「わかった。じゃあ聞いてあげる。
ね、もっと命令してよ。たくさん。そしたら仕方なく俺は命令聞くから」

「変なやつ……」
「いいから。して」
オマエの方こそ俺に命令してるんじゃないかと喉元まで出かかったけど…
口には出さずに違うことを聞いた。

「じゃあ、俺に言いたいことがあるなら全部言え」
何を言われるだろうと息を詰めた。
だけど、返ってきた言葉は意外とシンプルだった。

「好きだよ、……たぶん」
言われてもあまり動揺しない自分が、少し変だなと思う。
「たぶんて何だよ」

「言わないとダメ?」
「命令してほしいんだろ」
強めに言うと、二見の口許から軽いため息が漏れた。
「……自分勝手なのが愛だの恋だのの証拠だっていうなら、好きなんだと思うけどね。
キスしてみたらどうなんだとか、めちゃくちゃに泣いた顔みたいとか……
だけど俺以外が泣かせたら腹立つとか、そういう感じの」

顔を上げた二見が、今まで見たこともないくらい真剣な顔をしてた。
「俺は、ホントは優しくしたい。
死ぬほど可愛がって、甘やかして、いつだって笑って大丈夫だって言ってあげたい。
全部許してあげられないなら恋愛なんてしたくないんだよ、俺は。
なのに、森乃岡が泣かされてると許せなかったりする自分がすごい嫌なの。
誰かにいいようにされてるかと思うと、うっかり森乃岡のことまで許せなくなりそーで……
そんなのがもし恋や愛なら俺はいらない。
ただ何にも考えずに優しくしてあげられるくらいがちょうどいい。
重いのもしんどいのもキライ。大体こんな、ひとりで盛り上がってンのも寂しいっしょ。
だからね、一年位前まで脳みそ戻そうと思ったんだけど…」
ふいと、言葉が途切れさせてから二見が困ったように笑った。
「俺、結構小手先は器用なはずなんだけどね。
今日はいろいろ失敗して困った」

「……あれ、失敗した顔だったのか」
「まあね」
――誰にでも好かれて、誰からも嫌われない。
簡単に、相手が望むだけの優しさをあげられる。
執着なんてない方がいっそ気楽に振る舞える。
それは……ひょっとして二見は誰も好きじゃないってことになるんじゃないだろうか。

「なあ。じゃあ許さないって、どうするんだ」

「あのね。直球で聞かないでよ、そういうこと」
「言えよ」
「……俺が自分で泣かせたくなる。
目がきれいだろうな、なんて思ってぞくぞくする。変態っぽいっしょ」

そう言って目の際、涙袋の膨らみをそおっと撫でられた。
「ここに噛みつけたらいいなあ」
「……それは難しいだろ、構造上」
「だよなー」
「けど、おまえが何してもたぶん泣けないから、そんなこと心配しなくていい」
「え、そう言われちゃうとそれも何か寂しいなあ。
俺なんか何しても大したことないって話?」

「そうじゃなくて……いつ泣いたか忘れたくらい、泣いてないだけ。
酷いことがあっても出た試しがない」

「じゃあなおさら見たい…とか正直に言うとやっぱ変態っぽいかな」
目頭にそおっと口づけられた。
泣かせたいと言いながら、慈しむみたいな仕草が落ちてくる。
今朝教室で二見が変だなと思ったのはあながち間違っていなかったのかもしれない。
名前のつけられない色んなものが、二見の中で嵐みたいに暴れている感じがする。
俺もだ。
二見に対する気持ちが果たして何なのか、よくわからない。
ただ、こいつの触れてくる仕草はいつも柔らかくて、嫌じゃないから振り払いにくい。
さらりとしていて、気づくとどこか触られている。
突っぱねたり、拒絶したりするタイミングが見つけられない。
おまけに暖かい。
もう、少しくらいは認めてもいいのかもしれない。
俺はこいつのことを嫌いじゃない。むしろ、きちんと正面から向き合いたい。
理由のわからないことでシカトされるのも、縁が切れるのも不本意だ。
それなら、俺は今やるべきことがある。
「なあ……本当に俺のこと許せるか。何があっても」
二見が不思議そうにまばたいた。
「許したいよ、森乃岡のことなんか全部」
「即答すんなよ」
「するに決まってる。言ったでしょ、俺はそうしたい。俺の好意は基本的に減私奉公なの」
何ておかしなことを真剣に言うんだろう、こいつは。
あんまり呆れて悪言のひとつもついてやりたくなったけれど……話が脱線しそうだったから呑み込んだ。

「おまえに……もうかなり酷いことしてる。たぶんこの後もする。それでも?」

「酷いことしていいよ」
「俺が願ったらそうするのか」
「する」
「傷つかないか」
「森乃岡がそうしてほしいならね」
こんな俺にだけ都合のいい条件で、いとも簡単に頷く二見はやっぱり変な奴だと思う。
だって、傷つかない約束なんてできるわけがない。
何をされても相手を嫌いにならないなんて、ありえない。
……でも、信じたい。
雨の中、この世でひとりみたいな気分になっていた俺に差し出された傘を信じたかった。

「……じゃあ明日、目を逸らしたりすんな」

「いいよ。他には?」
「今すぐ俺の前から消えろ」
強く念じた。本気で。
二見に言うのじゃなく、俺の脳みそに向かって命令するように。

「こんな時間、こんなところにいるわけないくせに――
オマエなんてここからさっさと消えて、元の場所へ戻っちまえ!」
力の限り、叫んだ。
急に大声なんて出したから、喉がひりひりした。
怒鳴る必要はなかったけれど、きっとこうでもしないと最後まで言い切れなかった。
そんなことをぼんやり思いながら、俺は立ちあがった。
知らないうちに雨も止んでいた。
ずぶ濡れなのは俺ひとりだった。
誰もいない。
(大丈夫)
大きく息を吐き出す。
(いいんだ、これで)
帰って飯食って寝て起きて――学校へ。
それが現実。
「望みなんて……自分で叶えなかったら嘘だ」
夢や幻じゃ嫌だから、これでいい。
誰に聞かせるわけでもなく、俺は俯いたまま吐き捨てた。
目の端には、鮮やかな青い色の傘が転がっていた。
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