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最近死にネタばかりなので甘いやつを…と思ったらティエが別人すぐるw
ストックも全部死にネタってどうよ病み具合(笑
ロクティエっていうかロク←ティエくさい
ばくほのEDん時ブルーだったっけカーディガン…
長くて面倒なのでロックオン・ストラトスと呼ぶのは台詞のみにしておいた
サイトに移す際にはストラトス付けときます





「…何だ」
「いや、林檎だろ明らかに」


俺の目の前に差し出されたのは赤くて丸いもの。(林檎だと言うことは判っている)
赤く、というよりも赤黒い。完熟した、しかも丁度良く熟したものだということは、その色からも見て取れた。
何だという問はそれが何かを尋ねたわけじゃない。何故、林檎を渡したのかをだ。

「腹減ってないのか?」
きょとんとしたロックオンは、更にそう問いながら林檎を自分の前に戻し、ころころと手の平で転がしている。
「不快を覚えるほどは減っていない」
「つまり…?」
ゆっくり溜め息を吐いた。
「特に減っていない」
「煮え切らねえ言い方だなぁ」
そう言いながら、ロックオンは林檎を紙袋に入れる。そうか、買い物をしてきたんだったな。
机の上に置かれた紙袋は三つで、一つは丸々林檎。一つは化粧品(当たり前に女性たちのだろう)。そして最後の一つには、

(ん?)

思わず眉をしかめて見つめていると、奴は微笑みながら俺の視線の先の紙袋の中身を取り出した。
ビニールの袋でしっかり包装されたそれは、淡い、海のようなマリンブルーのカーディガン。
「プレゼントだよ。いっつもそれだからな、たまにはこういう色もいいだろ?」
に、と笑う。(こいつは子どもみたいな笑い方をする)


淡いマリンブルー。透き通った海の色。一瞬で綺麗だと思ったことが一番悔しい。
ロックオンが買ってきたものが俺に贈られる。(俺のために買ってきたというのだ)
有り得ないぐらい頬が上気して、その感情はヴェーダになかった。緊張、と似ている心拍数の上昇。気付いたら唇を噛み締めていた。

「俺の判断で似合うって思ったんだが…ほら、着てみろ」
そう言って俺のカーディガンのボタンを外そうと手を伸ばす。ボタンに奴の手が触れた瞬間、俺は思わずロックオンの腹に膝蹴りを決めていた。
「触るんじゃない!」
腹を押さえて唸っているロックオンの手に握られているマリンブルーのカーディガンを奪い取り、俺は部屋の出口に向かう。
「ちょっ、お礼もなしかよ!おいこらティエリアっ!」
「うるさいぞ!腹立たしい!」
顔も向けずに部屋を出る。それからしばらく歩いて、ふと立ち止まった。
袋に包まれたカーディガンを出すと、マリンブルーは一層綺麗に見えた。

「くそっ」
ヴェーダにもない感情を、しかも(奴に感じさせられるなど!)

綺麗なマリンブルーから、奴の匂いが少しした。(腹立たしいッ…!)



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