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簿記を捨てたいがあまりのこの文
私は簿記がこわいです あああああラトたんに慰められてええええ お題提供:心之音。 病的、10題。 URL:http://id8.fm-p.jp/8/kokoronooto/ こわいなんて、そんなの日常だったはず。 殴られるのも慣れた。 打たれるのも撃たれるのも慣れた。 深く刺さる刃物の感触だって、痛みは完全に中和したはずだ。 そうでもしないと生きてはいけなかったし、(同時にそうでもしないと生きていけない自分を呪った) 絶望なんか直ぐに終わるもの。 堪えればいい。しばらくしたらまた、いつも通りなんだから。 こわい。とか、そんなの、 (感じていたら死んでしまう!) でも今確かに、 僕の目の前に向けられた銃口が、こわくて、 「エスっ…」 がちがち。 震えて歯が鳴っている。 がたがた。 視界が揺れている。 じわじわ。 瞳の奥から、せり上がる。 「君がいなければ僕は苦しくない」 (苦しめてごめんなさい) 「君がいなければ僕は痛くない」 (痛め付けてごめんなさい) 「けど君がいなければ僕は、生きていけない」 (でもそんなこといわないで) 殺されるのがこわい、エストニアさんがこわい、彼をこんなにまで追い詰めていた無知な自分がこわいのだ。 「ころ、す、の」 引き金はいつでも引かれる。 呆気ない。あれを引いたら人の命ひとつなくなるのだから。 人はこわい。 そんな風に人を殺める道具を作ってしまうのだから。 (それで僕はころされる) 「君を殺さないと僕は壊れるよ」 眼鏡の奥、ひかりがひとすじ。 (こわい) 「引いて…くだ、さい」 (こわいこわいこわい) だけど、貴方が壊れるより僕がこわくてしんだほうがずっといい。 だからためらいなく引き金を 「ッ引けぇっ!!」 恐怖 最期の音はこわかった機械的なそれ。 PR この記事にコメントする
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