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タイトルてきとうすぎる
とりあえず、私の中の露中はこんな感じです
ああああまた文字数が足りねえ!



――――――――――


例えば何もしないことが愛だとすると、僕は間違っていることになる。
どうにも目に入る。どうにも頭にちらつく。
何もするな、なんて、僕にとっては耐え切れないことだった。
何もしない、なんて、ああ、なんて落ち着かないんだ!
だって目の前に欲しいものがあれば手を伸ばすでしょ?
そして掴んで、引き寄せて、喰らいつく。そうでしょ?
それは獲物を前にした猛獣と同じなんだ。
人だって猛獣だ。この世の何より欲深い猛獣だ。より優れた知性を持ち、力を持ち、世界を支配したがる。



僕は人とは少し違うけれど、結局は同じさ。狂っているんだから。
掴めないものほど手を伸ばして喰らいたくなる。
それを捕まえれば、もう二度と離しはしない。
だから早く、早く僕のものになって、(ねえ!)

「やめるある」
そう言って僕を押し退けた君の顔が朱に染まっていることを僕はちゃんと知っているよ。
君はもう僕のものなんだ。早く、(認めてしまえ)。
ああもう、あと一歩なのに、君はどうしてそんなに拒むのかな。
僕を好きになるのって、そんなにいけないことかな?
僕はこんなに君が好き。君も僕のことが好き。それが何かいけないこと?
焦らされるのは好きじゃない。僕はどうにも気が短いから、我慢なんかできないよ。

「僕の何が足りないの?」
「っ、な」

壁にその華奢な身体を押し付けて、手首を縫い付ける。
君の目は僕を見ている。鋭い光を持って、それが好きなんだよ。ぞくぞくして、キスをしたくなる。酷くしてしまいたくなる。
でもね、僕は君の前でだけ素直になれるんだ。暴力という楽な方法で無理矢理従わせて自分から逃がさないようにするんじゃなくて、ただ純粋にそのままの僕を見せて、そう、僕を演じずに君を捕まえて。
だからお願いだよ、僕に演じさせないで。
どうしてなの、
(僕はどうして君を止めてしまうの)


「ねえ中国くん…僕は、」
「ロシアッ!」
手を縫い付ける力が弱くなっていたんだろう、中国くんは縫い付けていた僕の手を離れて、そして僕の口をふさいだ。
(唇ならよかった)
でも口をふさぐのは、君の男にしては小さな手。
拒絶。拒絶なのだ。君は、いつまでだって僕を拒むんだね。
「……言わないで、ほしいある」
(何でかな)
悲しそうな目を、するな。
泣きたいのは(僕だっていうのに)。
それから僕の身体を包んだ暖かさは、確かに君のもの。
こんなに満たされて、こんなに君からの愛を感じるのに、どうして君は(言わないでなんて)言うんだろう。悲しそうな、残酷な目で。


(あぁお願いします、誰か、誰か答えて)
君がどうして僕を否定するのかを、
僕がどうしてこんなに苦しんでいるのかを、
そして(君の、本当を)教えてください。


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